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はじめの二歩

銃とチョコレート

乙一の「銃とチョコレート」と読んだ。
タイトルと装丁に一目ぼれでずっと欲しかったのだけど
ある日突然地元の本屋から消えておあずけ状態だった。
とうとう帰ってきたので、今週末に念願かなって購入。

子供向けのミステリー小説で文字も大きくるびが振ってあって
あえて平仮名で表記されているところも多い。
それだけでちょっと懐かしい感じがする。
頁の隅が丸くきってあったり、内表紙にきれいな模様があったり、あと挿絵がある。
それだけで昔読んだ本を思い出してワクワクしてしまう。

さらに、この本はタイトルどおり、主人公のリンツ君、名探偵ロイズ、怪盗ゴディバなど
登場人物の名前は全てチョコレートの名前なのでチョコ好きにはたまらない。
読む前にチョコレートも合わせて用意しておくべきだと思う。
絶対食べたくなるから。

内容は子供向けのはずながら、ちょっとひねったお話で
人は死ぬし、悪い大人や悪い子供も出てくるしハラハラ、イライラするけど
それでも適度に緊迫感があって、見え透いたどんでん返しも含めて結構おもしろかった。
黒くて硬くて冷たいチョコレートと黒くて硬くて冷たい銃。
同じように黒くて硬くて冷たいのに全然違う。
持つなら、チョコレートの方が断然いいに決まっている。
説教くさいことはあまり書いていなかったけど、そういうメッセージをこめた本なのかな。
そういう意味のタイトルなんだと思う。

しかし、本を持っている手に布張りの背表紙の感触を感じられるだけでポイントたかい。
この凝った装丁のシリーズが色々でているので
しかも面白そうなので、そろえて本棚に並べたい。
もう、本棚一本に本が納まりきらないなあ。。。



by alany | 2006-12-17 20:00 | 趣味

30歳への成長記録。
by alany

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